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INTERVIEW
蕎麦文化を次世代に継承したい
株式会社千花 代表取締役 鈴木 智也様
鎌倉駅から徒歩18分という立地にもかかわらず、常に行列が絶えない大人気のお蕎麦屋さん、千花庵様。
手打ちの十割蕎麦にこだわり、蕎麦の品種や産地ごとの食べ比べもできる名店です。
その千花庵様が、横浜の野毛にオープンした蕎麦打ち教室が「蕎麦打ちStudio CHIHANA」です。
代表取締役の鈴木智也さんにお話を伺いました。
なぜ蕎麦打ち教室を開こうと思ったのですか?
父の蕎麦屋を急遽引き継ぐことになった時、技術がロジック化されておらず伝承しにくい世界であることを実感しました。
そして、現代人の蕎麦離れや後継者不足などで年間1000件もの蕎麦屋が減っていることを知り愕然としました。
「本当に美味しい蕎麦の味をもっと多くの人に知ってもらいたい、そしてできれば家庭で蕎麦を打って味わってほしい」
そういった気持ちから、蕎麦打ち教室を始めることを考えるようになりました。
教室には様々な工夫がされているそうですね?
千花庵の蕎麦は小麦粉を入れない「十割蕎麦」で、打つのが難しいというイメージを持っている方が多いです。
そこで、365日蕎麦に向き合っている中で蕎麦打ちの工程をロジック化し、誰でも十割蕎麦を打つことができるオリジナルカリキュラムを開発しました。
また、蕎麦打ちを次世代に継承したいという思いに賛同してくれた仲間の協力もあり、敷居の高い蕎麦打ち教室のイメージを払拭するような、若者でもとっつきやすい店舗デザインの「蕎麦打ちStudio CHIHANA」をオープンすることができました。
今後の展望を教えてください。
蕎麦打ち教室には実はもう一つ目的があります。
この教室に通う中で、もしかしたら蕎麦打ちを仕事にしたいという人が現れるかもしれない。そうやって人材育成ができれば、後継者がいなくて困っている蕎麦屋の役に立てるのではないかとも考えました。
また、蕎麦打ちには「動的な瞑想」のような側面があり、集中して蕎麦打ちをした後、頭がスッキリする効果があると思っています。前回できなかったことができるようになったということにやりがいを感じたり、自分が打った蕎麦を大切な人と一緒に食べられることに喜びを感じたりする人もいます。
蕎麦の世界は奥深いですが、その世界への間口を広げ、多くの人にそれぞれの楽しみ方を知ってもらうことが夢ですね。
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