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INTERVIEW
店名「Kama'aina=その土地で住む人」に夢をこめて

鎌あいな 歌川 貴子様
鎌倉梶原口にある唐揚げ専門店「鎌あいな(Kama'aina)」。
鎌倉市の中心部から離れていながらも、開店から14年間ずっとこの地で愛されてきました。
ハワイの街角にある定食屋さんのような店内で、オーナーでありシェフの歌川暢浩さんが
キッチンで仕込みをされているそばで、奥様の貴子さんにお話を伺いました。
「鎌あいな(Kama'aina)」という店名の由来を教えて下さい。
フラダンスでハワイに留学していた頃、地元の人々が集う素敵なレストランに出会い、いつかこのようなお店を開きたいという夢をもっていました。
その後結婚し、料理人だった主人と独立開業することを決めた際、あのお店のように地元に愛される存在にしたいという気持ちが込め、店名をハワイ語で「その土地で住む人」という意味の「Kama'aina」に決めました。親しみを持てるように「Kama」には鎌倉の「鎌」をあてています。

唐揚げ専門店にリニューアルされた経緯を教えてください。
料理長である主人は老舗料亭で料理人をしていましたので、お子様からお年寄りまでお好みで選んでいただける多彩なメニュー展開が強みでした。
しかしコロナによる打撃を受け、たくさんのメニューを提供することが難しくなり、一時は閉店することを考えるほど厳しい状況になってしまったのです。
でも、今まで喜んでいただいていたお客様の声や、培ってきた信用を簡単には諦めきれなかったので、看板メニューだった唐揚げにすべてを集中する決断をしました。
そして、専門店として再スタートするからには、商標登録をしてブランドを確立させることが重要だと考えたので、将星さんにご相談して「鎌倉からあげ」とロゴを組み合わせて無事商標登録を受けることができました(商標第6745079号)。
昨年「唐揚げグランプリ」の弁当部門で金賞を受賞させていただいたので、今年は東日本地区の唐揚げ部門に挑戦しています。鎌倉に初の最高金賞をもたらすことが目標です。

その他にどのようなことに力を入れているのでしょうか。
コロナの厳しい時期があったからこそ、支えてくださった地元への想いはより強くなりました。
予約制の仕出し弁当では、小さな店だからこそ柔軟に対応したいと考え、食べてくださる方の年齢層やシーンを丁寧にヒアリングして内容をご提案しています。
また、近隣高校の部活やスポーツチームからお弁当のご注文を受けた際には、できる限り手書きのメッセージを添えるようにしています。労力はかかるのですが、お届けしたときに皆さんが喜んでいる笑顔をみると励みになります。

今後の展望についてお聞かせください。
地元での取り組みの一つとして、娘が通っていたご縁から鎌倉高校の売店で唐揚げを販売しています。
子供たちに試食してもらいながら何度も試作を重ね、味はもちろん、高校生が買いやすい価格、大きさで、成長期にぴったりな唐揚げを商品開発し、「カマチキ」という名前もつけて商標登録(登録第6855341号)をしました。
おかげさまで休み時間になると売店に行列ができて毎回あっという間に売り切れてしまうそうです。
販売回数を増やしてほしいというリクエストもいただいているのですが、店舗の営業に支障がない範囲でしか作ることができないので、恩返しのつもりでやっています。
たくさん食べてもらって、子供たちの忘れられない青春の味になってくれたら嬉しいですね。
これからも、ハワイで見て憧れたあのお店のように、「Kama'aina=その土地で住む人」として、地元の人に愛されるお店であり続けられるよう頑張っていきたいと思います。

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