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INTERVIEW
ブランディングと商標登録両方の観点から強固なブランド名とは
株式会社大森商店 専務取締役 大森 啓田様
鎌倉や三浦、湘南エリアの素材を使用したり、歴史文化にちなんだお土産を販売している株式会社大森商店様。
この度、新商品の名前を決めるところから当事務所にご相談いただき、どのようにして商品名を決定したのか、またその過程でどのようなことを感じられたのか、専務取締役の大森啓田さんにお話を伺いました。
当事務所にご相談いただいたきっかけを教えてください。
弊社の人気商品に「葉山牛ポテトチップ」という商品があります。
その姉妹商品として、より手軽に持ち運びができ、気軽につまみやすいポテトスティックタイプのお菓子を販売することになったことが相談のきっかけでした。
姉妹品だからと言って、単純に「葉山牛ポテトスティック」という名前にするのではなく、もっとお客様に認知してもらえる愛称のようなものを決めたいと考えたのですが、何から始めればよいのか全く分かりませんでした。
そんな時、鎌倉商工会議所の専門相談のことを思い出し、渡部先生にご相談できたという流れです。
相談する中で、ブランド名の重要性や、認知されるためにどのような工夫が必要かを知り、なんとなく進めるべき方向性が見えてきました。
最初から一つの名前に決めるのではなく、複数の候補の中から、覚えてもらいやすく、さらに法的にも強いブランド名をつくるという流れで進めていくことになりました。
どのような手順で名前を決めたのでしょうか?
まずはクラウドソーシングを利用して、ブランド名の候補を募りました。
コンペ形式で、2週間でなんと5,700件の応募がありました。
従業員一人当たり3つ候補を決めてもらい、10個に絞り込んだところで渡部先生にお見せして、ブランディングと商標登録の観点から評価をしていただきました。
それらをもとに、再度社内で検討を重ね、取引先も巻き込んだ投票の結果、ようやく「ぽてトモ」に決定しました。
やってみていかがでしたか?
クラウドソーシングでの応募数が想像をはるかに上回る数だったので、通常業務を行いながら絞り込みの作業も同時進行で行うのは、かなり大変でした。
募集の仕方をもう少し工夫すれば、応募内容の精度も上がり、絞り込み作業も楽になったのではないかと反省しましたね。
とはいえ、初めての経験なので、ここまでやったからには、あとは自分たちで売っていくんだという気持ちを醸成することが重要だと感じました。
今後の展望についておきかせください。
取引先である販売店は売場面積が大きくない店舗も多く、新商品だからといって簡単に取り入れてもらえるわけではありません。
いかに心を込めて商品の魅力を伝えられるかがポイントになります。
また、周辺店舗の動向次第で採用を判断する保守的なお店も多いので、売り上げという数値的な効果が目に見えるのには時間がかかるかもしれません。
しかし、初めて自分たちで考え抜いて決めたブランド名だからこそ大切にできるし、プロジェクトを通じて従業員同士の連帯感が強まったことは必ず糧になり、会社の財産になると思います。
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