おはようございます。
弁理士の渡部です。
「Beautiful JAPAN」というブランドで、パナソニックが日本の美しい映像を提供しています。
テーマは、「日本全国47都道府県を巡り、2020年の東京オリンピックをめざす小さなアスリートたちに密着し、ムービーを届ける」というものです。
東京オリンピックのセーリング会場として江ノ島が選ばれたことから、逗子開成中学校ヨット部、国見有選手と磯村麟之介選手がセーリングのトレーニングに励む姿を湘南の美しい海の映像ととともに特集されています。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=DRcN4T-946Q
これだけを見ると、単なるイメージ動画を作っているのでは?という見方もありますが、きちんとしたブランド戦略のもとに行われていると考えられます。
パナソニックは、「Beautiful JAPAN」のサイトにおいて、「4Kで、この国のすべてを美しく。」というコンセプトのもと、「VIERA」というブランド名のテレビなどを販売しています。
「4Kで、この国のすべてを美しく」が、「2020年の東京オリンピック」での需要を見込み、「日本の美しい映像」を「4K」で観ましょう、という取り組みにつながっています。
「小さなアスリートたちに密着」するのは、単に美しい映像を提供するのではなく、オリンピックと美しい映像を関連づけて覚えてもらうためではないでしょうか。
また、パナソニックは、「Beautiful JAPAN」について複数の商標登録を持っていますが、これらの内容を見ると、「Beautiful JAPAN」でどの商品のブランド化を目指しているのかが受け取れます。