おはようございます。
弁理士の渡部です。
本日は、先のブログ「【その2】始まる新たな商標登録の管理、市場ニーズに合わせた内容の充実化の負担軽減へ」の続きです。
将来取り扱う商品をどうやって検討するのか
私たちは、この問題について4年前から取り組んでいます。
私たちは、中小企業を対象に商標登録のお手伝いをしています。
中小企業は、先のブログで説明したように市場のニーズの変化が激しいことに加え、下図のとおり創成期から成長期にあることから、事業の内容が変わる度合いも大きいです。
にもかかわらず、中小企業は、大企業のように知財部を設置し普段から商標登録に関わっているわけではないので、商標登録の内容を見直すのが数年ごとにならざるを得ません。
ですので、事業が順調なほど事業の内容が変わりやすく、いつの間にか保護範囲から外れていた!、という事態に陥るリスクが高くなります。
私たちは、できるだけ一番最初の商標登録を取得するときに、将来取り扱う商品まできちんと検討し、提案してきました。
しかし、検討にはどうしても時間がかかるので、もっと何か効率的で確実な方法はないものかと考えました。
そこで、私たちがITの特許を専門としていることから、特許庁が発行する商標登録のビッグデータを活用し、お客様が将来取り扱う商品を分析できないかと研究開発を始めました。
試しに1年分の商標登録のビッグデータを分析したところ、あることが分かりました。
次回は、「【その4】始まる新たな商標登録の管理、市場ニーズに合わせた内容の充実化の負担軽減へ」についてお話しします。
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