本年も残すところあとわずかとなりました。
皆様には、本年も多大なるご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、私事ではございますが、この年末に一つご報告がございます。
情報系特許を専門とする弁理士として、変化の激しい技術トレンドの中でお客様の事業をより力強くサポートしたいという想いから、本年は改めて「専門性の深化」に取り組んでおりました。
その結果、7月に「応用情報技術者試験」、そして12月に「データベーススペシャリスト試験」に合格いたしました。
後者は、情報処理国家資格の中でも難関とされる区分ですが、無事に合格のご報告ができ、安堵しております。
私がこの試験に挑んだ理由は、単なる資格取得ではありません。
昨今のご相談で急増している「AI技術」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に対応するため、その根幹技術である「データ」への理解を、プロフェッショナルとして盤石なものにするためです。
AIやDXの根幹にあるのは、きらびやかな技術そのものではなく、その下支えとなる地道な「データ」です。
そして、この「地道」という言葉は、私自身の歩みとも深く重なります。
16年前、この鎌倉の地でゼロから事務所を立ち上げました。
今日まで歩んでこられたのは、決して派手な魔法があったからではありません。
目の前の仕事に一つひとつ丁寧に向き合うという「地道」な積み重ねと、何よりそれを支えてくださった皆様をはじめとするお客様の温かいご支援があったからこそです。
技術も、経営も、大切な根幹は同じだと痛感しております。
弁理士として18年、鎌倉で16年。
これまでの経験に安住することなく、今回磨き上げた専門性を武器に、来年も皆様の事業を全力でサポートさせていただく所存です。
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
来年も変わらぬご愛顧をお願いいたしますとともに、皆様のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
将星国際特許事務所 弁理士 渡部 仁
