おはようございます。
弁理士の渡部です。
私たちの身近な商品にも「特許」という表示をよく見かけます。
「特許」という字は、特別に許されたと書くので、青色発光ダイオードのような特別で優れた技術にしか与えられないイメージを抱いてしまいますが、私たちの身近な商品にも、特許となる技術があるのです。
皆さんよくお馴染みのロッテの「雪見だいふく」にも「特許」があります。
本日は、「雪見だいふく」の特許にまつわるお話を紹介します。
「雪見だいふく」の皮(アイスを包む皮)は、もち米とうるち米をある割合で混ぜて作るのですが、この皮の成分のうち、でん粉、糖類、水の割合をほどよく調整することで、長期間にわたって食感の劣化がなく、風味・食感に優れたアイスを実現しています。
特許は、でん粉、砂糖、麦芽糖、水をどのような割合にするかという点がポイントになっています。
通常、物質は冷たくなると固くなってしまうのですが、冷たいのに、あの何ともいえない柔らかな食感は、こうした技術によって作り出されているのですね。
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