おはようございます。
弁理士の渡部です。
アップルは、米国において、コンピュータ「Mac」の起動音について商標登録を受けました。
米国では、他の商品やサービスと識別できる「音」についても商標として保護する制度を採用しています。
我が国では、まだ「音」は商標として保護の対象とはなっていませんが、特許庁はTPPの交渉を見据え、2013年の通常国会で、「音」などの新しい対象を商標として保護できるように法改正を求める改正案を提出する予定とのことです。
「音」などの新しい対象が保護の対象となると、そこの分野は新雪と同様ですから、他人の商標とのバッティングが少ない分野となります。
したがって、法改正されると、こぞって出願がされるのがこれまでの傾向ですので、法改正に視野に、「音」などの新しい対象について商標を取得するための具体的な準備を進めるとよいでしょう。
例えば、自社独特の音楽を作り、入店の際に流すとか、ホームページへのアクセスの際に流すとか、CMの冒頭で流すとかで使用してみると、法改正があったときに具体的に何を保護するのかをイメージしやすいと思います。
http://japan.cnet.com/apple/35025708/