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インターネット広告で問題視される誤認誘導

おはようございます。
弁理士の渡部です。


Googleなどの検索エンジンで検索を行うと、ページの目立つ位置に広告が表示されます。
これをリスティング広告といいます。


リスティング広告では、誤認誘導の問題が取り上げられています。
誤認誘導とは、他社のブランド名を広告文で使用し、あたかも他社のサイトであるかのように見せかけて自社のサイトに誘導するというやり方をいいます。


悪質なケースでは、A社がシェアを占めているエリアにB社が進出するために、A社の店名をキーワードに設定し、広告文にもA社の店名を使用して広告を表示させます。
さらに、A社のサイトと似たデザインでB社のサイトを制作し、リスティング広告でB社のサイトに誘導します。


消費者は、以前購入したA社のサイトにアクセスしようとA社の店名で検索を行うと、A社の店名を使用した広告文が表示されるので、A社の広告だと誤認してクリックします。



クリックした先のページは、A社のサイトと似たデザインで作られているので、A社のサイトと思い込んでB社のサイトで購入してしまいます。


現在、リスティング広告では、こうした誤認誘導が問題となっています。


次回は、「Googleが乗り出す誤認誘導対策と商標登録」についてお話しします。



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