おはようございます。
弁理士の渡部です。
商標登録を検討する場合、どの商品・サービスについて商標登録を行うかという検討が重要になります。
事業で使用する商品名・サービス名を守るのが商標登録ですから、事業でどの商品・サービスについて商標を使用しているかを特定することは商標登録を行う上で必須であり、ここは当然の検討事項になります。
しかし時に、権利範囲とコストがトレードオフの関係になることも少なくありません。
商標登録では、申請する区分の数が増えると、コストが増えます。
このため、事業で取り扱っている商品・サービスが多く、権利範囲をしっかりと確保しようとすると、コストもそれなりにかかることになります。
権利範囲とコストがトレードオフの関係になってしまう場合、すなわち、予算の関係で権利範囲を取捨選択しなければならない状況である場合、どの商品・サービスを商標登録の範囲から除外するかを検討しなければなりません。
これには、2つのパターンがあります。
次回は、本記事の続きとして「コストとのトレードオフで決める第1のパターン」についてお話します。
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