おはようございます。
弁理士の渡部です。
パテントスコアという指標を用いて各社の特許を質と量の面から総合的に判断したものです。
第1位…JOHNSON&JOHNSON
第2位…NOVARTIS
第3位…メニコン
注目すべきは、各社の技術は、それぞれの特徴を持っているということです。
第1位のJOHNSON&JOHNSONは、「遠近両用の老眼コンタクトレンズ」「酸素透過性に優れたシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズ」を特徴にしています。
第2位のNOVARTISは、「長期間装着可能で、酸素透過性や水透過性に優れたコンタクトレンズ」「親水性ポリマーでコーティングされた酸素透過の高いコンタクトレンズ」を特徴にしています。
第3位のメニコンは、「光学中心を鼻側に位置させることで瞳孔とレンズの中心が重なるようにデザインされた遠近両用老眼コンタクトレンズ」「角膜上での回転をより確実に防止することで安定した見え方や良好な装用感が得られ、安全に使用できるトーリックコンタクトレンズ」を特徴にしています。
どの市場・顧客層をターゲットとし、ターゲットに特化した技術により差別化を図り市場を独占するというのが知財戦略の一つですが、各社とも、洗練された知財戦略をもとに市場で競争を繰り広げているということが伺えます。
http://news.mynavi.jp/news/2012/04/17/129/