おはようございます。
弁理士の渡部です。
ドイツにおいて、Googleユーザが、遂に「@gmail.com」のアドレスを取得できるようになりました。
これまでGoogle社とドイツ企業の商標権のトラブルを巡り、Googleユーザは、「@googlemail.com」のアドレスを使わざるを得ませんでした。
この商標トラブルは、2005年に遡ります。
「G-Mail」という商標を所有していたドイツ企業との長きにわたる訴訟の後、Google社は、「Gmail」の名称の使用を禁止され、「Googlemail」の名称を使用しなければならない状況になっていました。
しかし、Google社は、今年4月に、ドイツ企業が所有する「G-Mail」の商標を譲り受け、7年の歳月を経て晴れて「@gmail.com」のアドレスを使用することができるようになったそうです。
我が国では、商標権の効力がドメインそのものにまでは及びませんが、「gmail.com」というドメインを使用してサービスを提供する場合、サイト上で「Gmail」と表記するのが通常であり、その表記については商標権の効力が及ぶ場合があります。