おはようございます。
弁理士の渡部です。
「あれっ?ここって、こんなだったっけ?」
先日、クライアント企業を訪れたときにこんな印象を受けました。
前回訪問したときと比べて会社の雰囲気ががらりと変わっていたからです。
短期間の間に大きく成長していました。
製品の売れ行きが急激に伸び、いまや生産が追いついていないという状況のようです。
低調な経済状況のなかで、溢れる活気がそこにありました。
私たちは、この企業と第2作品目の製品からお付き合いをさせていただいていますが、先日の訪問は、その第2作品目の製品の特許が取得できたので、海外展開も含め今後の展開について社長のお話を伺いに行きました。
社長のお話から、製品の売れ行きが急激に伸びていることが、決して偶然ではなく社長の日々の努力によって裏付けられていることがよく分かりました。
社長は、アイデアノートを作り、アイデアを書くことを日課にしています。
「日課」という文字どおり、1年365日毎日これを続けています。
1つの企画について一定の期間アイデアノートをつけるという話は聞いたことがありますが、これを毎日続けるというのは、とても大変なことです。
3年も続けているということで、ノートの数も膨大になっています。
アイデアの夢を見たときはそれをすぐにノートに書けるように、寝るときもノートとペンを枕元に置いてあります。
食事のときもペンを持つか箸を持つかという状況で、家族に注意されることもしばしばだそうです。
こうしたアイデアをもとに製品の改良を行い、特許も取得しているというのですから、製品の売れ行きが急激に伸びていることは、そうした努力に支えられているのだと感銘を受けました。
この企業の製品は、細かい工夫が集結して作り上げられており、その一つひとつの技術には、丁寧で細やかな気配りとこだわりがあります。
第2作品目の製品はまだ販売前だというのに、既に先行予約でいっぱいです。
私たちは、きっと第2の下町ロケットになるのではないかと確信しています。
今後の成長が楽しみです。
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