おはようございます。
弁理士の渡部です。
外国人旅行者が日本で使うお金を現在の2倍の4兆円規模に増やすことを政府が目標に挙げました。
観光庁は、この政府目標に沿った取り組みをまとめた「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」を発表しました。
このプログラムには、私たち弁理士にも関わりのある「地域ブランド認定事業」が盛り込まれています。
これは、外国人観光客におすすめの商品について「地域ブランド」を認定し、商品の販売を促進しようというものです。
地域ブランド認定事業として、次の3つの取り組みが計画されています。
1.各地方において、外国人観光客におすすめの商品を選定し、地方ブロックごとのブランドマークを付与する。
鎌倉の商品に対しては、例えば、「Japan Kamakura Brand」といったマークが付与されることになるでしょう。
2.認定された地域ブランドに対して、選定された商品を活用した地域への誘客、海外展開・販路拡大を指南するプロデューサーの派遣を行う。
3. 認定地域ブランドについて、JNTO のウェブサイトや海外向けプロモーション動画で積極的に発信する。
地域で販売されるすべての商品ではなく、「外国人観光客におすすめの商品」として選定された商品に限られる点で、ブランドの品質が保証されます。
「外国人観光客におすすめの商品」として選定されれば、国からの後押しを受けて販売促進を行うことができますので、地域の企業にとっては注目すべき取り組みです。