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ブランド名を表示する方式「マスターブランド方式」

おはようございます。
弁理士の渡部です。


ブランド名を表示する方式として、マスターブランドという方式があります。


マスターブランド方式は、その企業の製品やサービス又は広告等においてブランド名を表示する場合に、企業ブランド名(企業名)を全面に押し出す方式をいいます。


代表的な例としてBMWがマスターブランド方式を採用しています。
BMWは、自社製品「自動車」をPRする場合、製品ブランド名(自動車の製品名)よりも、企業ブランド名「BMW」を全面に押し出してPRを行っています。


また、Appleもマスターブランド方式を採用している代表例の一つです。


マスターブランド方式には、メリットとデメリットがあります。


メリットとしては、企業ブランド名という1つのブランド名をPRするために集中的に投資することができるので、ブランドのPR効率がよいことです。


これに対し、デメリットとしては、自社が提供する複数の製品のうち1つの製品で悪い評判を受けてしまうと、企業ブランドの評価が下がってしまうので、リスク集中型であることです。
また、複数の種類の製品(例えば、自動車、家電、おもちゃ)について企業ブランド名を表示すると、企業ブランドがどの製品に強みがあるブランドなのかが分からず、ブランドのイメージがぼやけてしまうことがあります。



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