おはようございます。
弁理士の渡部です。
ビジネスにおいて、マネをすることがどれほど危険かご存じでしょうか。
他人の知的財産権を侵害するリスク?
もちろん、それもあるでしょう。
しかし、最も危険なことは、マネしようというその”思考”にあります。
マネをしようとする思考は、オリジナルを生みだそうとする思考を完全に停止させます。
いろいろな物をマネして組み合わせオリジナルを作った気になっても、オリジナルを生み出すという行為とはかけ離れています。
その思考は、自らのブランドをB級ブランドに貶めるだけでなく、果ては商品やサービスのオリジナル性を失わせます。
商品やサービスのオリジナル性が失われると、残るのは、価格だけです。
「血で血を洗う競争の激しい大海原=レッドオーシャン」に自ら突き進んでいくことになるのです。
ビジネスを行う者にとってこれほど危険なことが他にあるでしょうか。
オリジナルが成功するとは限りません。
しかし、ビジネスの成功は、マネの先には決してなく、オリジナルを常に生みだし続けられるかどうかにかかっています。