おはようございます。
弁理士の渡部です。
今年も残すところあと僅かとなりました。
そこで、本日は、当ブログで今年よく読まれた記事をご紹介しながら1年を振り返りたいと思います。
第1位 | IoTの特許戦略「ITとの違いは現象を捉える点」 |
第2位 | IoTの特許戦略「ITとの違いは対象」 |
第3位 | 映画のタイトルを商標出願する場合は注意しましょう |
第4位 | IoTの特許戦略「センサーを取り付けただけでも特許」 |
第5位 | AI弁理士、誕生!? |
今年話題となったIoTとAIが上位を占めました。
IoT、AIはこれから導入期を迎えます。
ですので、分からないことが多く、一歩を踏み出せない企業が多いことでしょう。
来年も講演等でIoT、AIについてお話しする機会があれば、分かりやすくお伝えすることをモットーに一歩を踏み出せるお手伝いをしていきたいと思います。
また、今年は昨年と比べると、中小企業において商標登録の意識が高まっているのではないかという印象があります。
ニュースでも、脱獄iPhone事件、かに道楽事件など商標の話題が数々取り上げられるようになったことも一因ではないでしょうか。
こうした意識の高まりを受けてか、特許庁に出願される商標出願の件数にも変化があります。
2008年から2013年まで概ね年間11万件で推移していた出願件数が、2014年は12万4千件を超え、2015年は13万件を超え、今年2016年はなんと12/28の時点で14万5千件を超える勢いをみせています。
成長率でみれば他の業界にはない伸び率です。
また、今年はニュースサイト「節約社長」で記事を掲載することになりました。
9月からのデビューですが、以下の記事が掲載されています。
- アッポーペンの同名で菓子と文房具の2商品が商標登録されたら勝つのはどっち?
- クイズ「色で企業名を当てろ!」〜色彩のみからなる商標の現状
- IoTをビジネスに取り入れ業務を劇的に効率化させるために必要な視点
- “キットカット”や“ネスカフェ”に用いられる「個別ブランド方式」とは?
- ホームページ制作会社の切り替え時に気をつけたい写真トラブル
- かに道楽の商標巡り老舗練り物会社が主張する先使用権は立ち入ってはならぬ虎の穴
- 商標登録の取得コストを節約する「範囲」と「時期」の上手な決め方
- 誰かが既に取得しているドメインを安く節約して手に入れる方法
- BMWが自社名を全面に打ち出すワケ〜マスターブランド方式のメリットとデメリット
- AIが作ったモノの著作権は誰のもの?例えばアトムが作曲したら…
- アナ雪も危機一髪!知財を勝手に奪う「知財トロール」が暗躍
- ゲーム「ファイナルファンタジー」が独自の世界観を守るために取った特許
- 脱獄iPhone販売で商標権侵害した男が御用。新品販売や中古販売とは何が違う?
- ドラえもん社が「どこでもドア」を特許侵害から守るクレームの作り方
私たちは、地元鎌倉に根ざした特許事務所として中小企業を対象に支援を行っていますが、起業準備中又は起業したての事業者の方から商標登録の相談を受けることが増えていることからも、商標登録に対する事業者の意識の高まりを実感しています。
来年もまたこうした傾向は続くのではないかと思いますので、事業者様のお力になれるように全力を尽くして頑張りたいと思います。