おはようございます。
弁理士の渡部です。
本日は、先のブログ「経済産業省、知財トロールの対策に動き出す」の続きです。
現在、商標を大量に出願している方がいます。
どれぐらい大量かというと、年間10,000件を超え、我が国で1年間に出願される商標の総件数のおよそ1割にも及ぶ規模です。
自社で使用する商標ではなく、他社に対し商標権を行使してライセンス料を得ることを目的としているといわれています。
同社の活動は、企業の経済活動を阻害するおそれもさることながら、商標制度の抜け道をついて活動している点も問題となっています。
経済産業省が対策を講じようとしている点は、まず、この「商標制度の抜け道」を規制しようというところではないかと考えます。
次回は、本記事の続きとして「商標トロール『商標制度の抜け道をつく』」についてお話します。
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