おはようございます。
弁理士の渡部です。
ブランドを育てる上で大切なことの一つに、「顧客に商標を覚えてもらう」というのがあります。
そのため、どういった商品名にするかを考えるときに、「覚えやすい商標」を採用します。
俗にいう「いい名前」というものです。
「いい名前」には数限りがあります。
商標登録は、先に出願した企業に与えられる早い者勝ちの制度となっているので、「いい名前」から順に取得されていきます。
私たちが行っている弁理士業でも、商標登録が取得されています。
どれぐらい商標登録が取得されているかといいますと、11,344件の登録があります。
この件数だけをみると、多いのか少ないのかよく分からないと思います。
そこで、比較として、お菓子の業界を例に挙げてみます。
お菓子の業界は、既に多数の商標登録が取得されていて商標登録が取得できる商標が少なく、商標登録の取得に苦労することが少なくありません。
引用:http://www.shiroikoibitopark.jp/shop/shiroikoibito.html
お菓子の業界でどれぐらい商標登録が取得されているかといいますと、149,667件の登録があります。
これは、弁理士業の13倍もの件数になります。
なるほど商標登録が難しいわけです。
最近、ヘアーサロンの業界の商標登録が増えています。
ヘアーサロンの業界は、多店舗展開が多く、商標登録の重要性の意識が高まってきているのかもしれません。
引用:http://beauty.hotpepper.jp/slnH000239007/
参考までにどれぐらい商標登録が取得されているかといいますと、29,754件の登録があります。
弁理士業の2.6倍ほどですが、やはり「いい名前」から順に取得されてしまうので、商標登録が混み合わないうちに取得しておきたいものです。