おはようございます。
弁理士の渡部です。
法科大学院の不人気や弁護士の就職難などを受け、司法試験の年間合格者数を3000人程度とする計画が撤回され、司法試験制度の見直しが行われる見通しでることが報道されています。
その影響かどうかは明確な発表はありませんが、弁理士試験の合格者数にも変化が現れています。
弁理士試験は、1次試験、2次試験、3次試験とありますが、1次試験の合格者は、平成23年が1934人、平成24年が1374人、そして今年が434人と急激な減少を辿っています。
多様な人材を知的財産分野に参入させるため現在の弁理士試験制度が運用されてきましたが、私自身の実感として、多様な人材が現場で活躍していることも、多様な人材により新たなサービスが生み出されていることも、あまり実感できないでいます。
司法試験と同じように効果が見いだせず、迷走しているのかもしれません。