おはようございます。
弁理士の渡部です。
弁理士になり、12月4日で10周年を迎えました。
10年前の12月4日が、私が弁理士登録を受けた日というわけです。
弁理士試験の最終合格発表は11月ですが、当時の職場では、翌年の4月に弁理士登録を申請するというのが通常でした。
それは、新人研修が3月末頃まであり、職場としては、新人研修を修了した上で弁理士登録を申請すべきだということだったようです。
しかし、当時の私は、1秒でも早く弁理士になりたいと考え、無理なお願いを聞いていただいた経緯があります。
それは、当時、職場において第一線での活躍を期待されていたにもかかわらず、職場に頭を下げて時間をいただき、受験勉強に没頭してたため、1秒でも早く弁理士になって職場に恩返しをしたいと考えたからです。
恩返しができたかどうかは分かりませんが、約束を果たすべく、合格の余韻に浸る間もないまま、遅れていた分の仕事にがむしゃらに取り組みました。
12月4日という日を迎えるといつも、こんなにも勢いのあるスタートを切って始まった記憶が思い返されます。
この9年の間、知的財産権という仕事に当たり、数え切れない程の貴重な経験をさせていただきました。
どれも、弁理士という立場でなければ経験することができなかった思います。
大変なことも多かったですが、同時に人に頼られる喜びも多かったです。
この1年は、10年の節目を迎える最後の1年です。
弁理士としてまた一層分厚い人間になれるように、どんな小さなことにも一生懸命に取り組み、すべての経験を成長の糧にしていきたいと思います。
皆様、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。