おはようございます。
弁理士の渡部です。
先日の記事で、違法な動画であることを知ってその動画をダウンロードして保存する行為を刑事罰の対象とすることを盛り込んだ改正著作権法についてお伝えしました。
これに対し、ハッカーの国際的なネットワーク「アノニマス」が、日本の改正著作権法の成立に反発してサイバー攻撃の予告をした後、日本の省庁などにサイバー攻撃があったようです。
アノニマスは声明で、著作権に保護された音楽や映画をダウンロードした人なら誰でも懲役刑を言い渡される可能性のある法律の成立により、「無数の無実の市民に不必要な懲役刑を多数言い渡すことにつながる」と日本政府などを批判しています。
議論がし尽くされていない状況下での今回の法改正に、まだまだ波紋が広がりそうです。