おはようございます。
弁理士の渡部です。
私の仕事は、モノづくりです。
モノづくりというと少し語弊があるかもしれません。
目に見えない”知財”を創り上げる仕事、というのが正確な表現です。
これは、法律の要請ではなく、あくまで私の職業意識です。
今から20年ほど前、当時まだ学生だった頃に、私を含め6人の仲間と一緒に、モノづくりのサークルを立ち上げました。
今から思うと、活動内容は、モノづくりだけではなく、ビジネスでもあったと思います。
当時、世の中にはない”ある物”を考えついたのがきっかけでした。
世の中にない物ですから、創るノウハウもなく、経済的にも障壁は大きかったです。
6人の知恵と知識を結集し、「絶対に売れる」という確固たる信念のもとに実現に向けて一歩を踏み出しました。
必要な費用を計算し、6人がかりでアルバイトをし、資金を何とか捻出しました。
成功するかどうかなど誰も分からないのに、皆、信念を一にして成功を信じ一生懸命に取り組みました。
初回の売れ行きは、驚きの反響でした。
6人の資本を全投入して創った物があっという間に完売したのです。
これを皮切りに一気にサークルの名前が知れ渡り、2作目以降もシリーズを重ねるごとに爆発的な売れ行きでした。
皆、学生というのもあり、残念ながら、このサークル活動は就職を機に幕を閉じました。
シリーズは全部で5作。
結果は想定以上のものがあり、その感動は20年経った今でも鮮明な記憶として心に焼き付いています。
しかし、何より私がこのサークル活動で得た一番のものは、仲間との結束や人とのつながりの大切さ、モノづくりの楽しさ、そして大げさかも知れませんがビジネスのマインドとノウハウです。
いま、私の職業意識及びビジネスマインドを形成している土台に、このサークル活動があります。
失敗が許される若い時期に一つの事にチャレンジできたことは正に幸運であり、私の人生にとって大きな宝となっています。
本日12月30日は、実に20年ぶりに、サークルの仲間6人が全員集まります。
20年祭とも言える大忘年会です。
私と同様、仲間達はこのサークル活動から経験を得て、それぞれ社会で活躍しているはずです。
今夜は、昔話に大いに花を咲かせ、20年の歳月の中での皆の活躍ぶりとこれからのビジョンを語り合おうと思っています。
楽しみです。