おはようございます。
弁理士の渡部です。
私、この4月より、特許庁が設置する「知財総合支援窓口」の知財専門家を務めさせていただくことになりました。
知財総合支援窓口は、「地方創世」を目指す政府方針から、地域中小企業支援施策の最重要施策として位置づけられています。
このため、どのような知財専門家を配置するかは施策の成果に大きく影響があるため、特許庁は、日本弁理士会と連携し、日本弁理士会が地域での活動実績を考慮し弁理士を推薦し、これを受けて特許庁が最終的に知財専門家を選任しています。
今回私が拝命したのは、神奈川県の知財総合支援窓口において商標登録を専門とする知財専門家になります。
弁理士のなかで僅か1名の枠に選ばれましたことは、身に余る大役ですが、地域中小企業の支援に止まらず、神奈川県の地域全体の発展につながるように全力を尽くしていきたいと思います。
知財総合支援窓口の活用状況については、知財総合支援窓口が設置された平成23年度から10~25%の割合で相談件数が増え続け、平成27年度は、12月の時点で前年比17%の増加になっています。
このうち私が担当することになる商標に関する相談は、全体の33%という大きな割合を占めています。
商標登録の出願に関する相談が多いのですが、最近では、商標権の侵害、商標を活用したブランド化、海外での商標登録の取得に関する相談など、求められる対応範囲が多岐にわたります。
自分の持てる知識や経験を最大限発揮して支援することはもちろん、商標が事業と密接であることから、企業の事業を深く理解し、最新の情報を勉強しながら、企業の事業に最適な支援ができるように日々研鑽を積みたいと思います。
皆様、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
商標登録や特許など知的財産に関してお困り事やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、こちらから。