鎌倉エリア実績N0.1 / 事業の将来をつくる特許・商標登録

将星国際特許事務所

お問い合わせ
0467-73-8540

受付時間 :平日 10時〜18時

ブログ

ブログ

秘伝のレシピを真似されない著作権の工夫

おはようございます。
弁理士の渡部です。


本日は、先のブログ「著作権で保護できるのは『表現』だけ」の続きです。


料理のレシピは、本質的な部分を著作権では保護できないことが分かりました。
では、何も手当をすることができないのでしょうか。


先のブログ「秘伝のレシピは著作権で守れないの?」でお話しましたとおり、レシピを掲載したホームページやテキストの内容をそのまま転載等することは著作権で禁止できます。
これは、レシピの内容を説明する場合に各工程の感想や材料の見栄えなどを文章として記載していることが多く、この文章には著作権があるからです。
また、写真や画像を添えて説明していれば、その写真や画像にも著作権があります。


つまり、ホームページやテキストには、レシピの本質的な部分に加えて、著作権のある文章や写真が付属しています。
デッドコピーという行為は、著作権のある文章や写真まで含めてコピーするため、著作権の侵害につながることが多いのです。


ですから、著作権を侵害せずにこれらを利用するには、ホームページやテキストの内容から著作権のある文章や写真を取り除くという作業が必要となります。


これをきちんとやろうとすると結構大変な作業です。
想像してみてください。
先のブログ「著作権で保護できるのは『表現』だけ」でお話ししましたとおり、ホームページやテキストの内容のうち何が「アイデア」で何が「表現」かを見極め、「表現」の部分だけを取り除かなければならないからです。


このことから分かるように、レシピを著作権で保護する工夫は、著作権のある文章や写真を随所にちりばめることです。
例えば、各工程の感想や材料の見栄えなどを文章として記載したり、写真やイラストなどを使ってレシピの内容を説明したりすることです。


著作権によるレシピの保護については、100%ではないけど0%ではない。
では、この0%ではない部分をどこまで100%に近づけられるかということを考えることがよいでしょう。



商標登録や特許など知的財産に関してお困り事やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、こちらから。




初めて商標取得をお考えの方へ

新しい特許事務所をお探しの方へ

将星国際特許事務所の特徴
お客様の声

「自分の知的財産をどうやって守り、育てたらいいのか?」

事業を行う上でとても大切なことなのに、
わからないという方がほとんどです。
ささいなことでも、下記フォームまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。
弁理士には守秘義務がありますので、お問い合わせ内容は厳重に取り扱い、
無断で開示することはございません。

telお電話でのお問い合わせ

電話受付時間:平日 10時〜18時
定休日:土・日・祝祭日・年末年始

電話

お電話での
お問い合わせ

メール

ウェブでの
お問い合わせ