おはようございます。
弁理士の渡部です。
「知財トロール」という言葉をご存じでしょうか。
トロールは怪物という意味を持ち、企業に対し知的財産権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ることを目的として、知的財産権を取得する者といわれています。
特許権を利用するパテントトロールは比較的知られていますが、最近はこのほかにも、商標権を利用する商標トロール、著作権を利用する著作権トロールが現れています。
「知財トロール」はこれらを総称して名付けられたものです。
知財トロールの活動は企業の経済活動を阻害するおそれがあることから、経済産業省が、「知財トロール」の活動を規制するため法律を整備しようと検討を進めていることが報道されました。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160924-OYT1T50136.html
次回は、「知財トロール」のうち現在問題となっている商標トロールについてお話します。
少し長くなるので数回にわたってお伝えします。
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