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英国のEU離脱による外国特許への影響

こんにちは。
弁理士の渡部です。


国民投票の結果、英国がEUを離脱することになりました。


欧州では、欧州特許という特許制度があります。
これは、1つの出願で複数の国で効力をもつ特許を取得することができる制度です。


欧州特許は、欧州特許条約(EPC)という条約で制度が作られています。
英国もEPCに加盟しているので、英国で特許を取得する場合は、欧州特許を利用することができます。


今回、英国がEUを離脱することで、欧州特許にどのような影響があるのでしょうか。


EPCの加盟には、EUの加盟国であることは条件として課されていません。
ですので、英国がEUを離脱したからといって、直ちに欧州特許からも外れるということはありません。


しかし、EPCの加盟国の構成をみると、現在の加盟国38ヵ国にはEUの加盟国28ヵ国がすべて含まれており、多くがEUの加盟国で構成されています。
こうした勢力のなかで英国がEUを離脱することが、EPCに残留するかどうかの判断に影響を及ぼす可能性も無視できないといえます。


EPCには、「加盟国は条約をいつでも廃棄することができる」と規定されており、積極的に離脱することができます。
また、「条約が改正されるときに批准も承認もしない国は当事国でなくなる」とも規定されているので、改正のタイミングで消極的に離脱することもあり得ます。


もし英国がEPCを離脱することになれば、英国で特許を取得する場合は、英国に個別に手続を行わなければならなくなります。
企業の手続の負担が増えることにつながります。
英国での特許取得の負担が増えるとなれば、英国への出願状況にも影響を与えることでしょう。



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