おはようございます。
弁理士の渡部です。
ずっと思っているのですが、同じことでもどのように表現するかが非常に大切だと実感しています。
お客様のなかで、とても気持ちのいい話し方や文章を書かれる方がいます。
特別な内容を仰っているのではなく、感謝を添えるなど表現が上手なのです。
私が気持ちいいなと感じるのと同じように、きっと他の方もそう感じるのでしょう。
その方の周りには次々に人が集まってきます。
そして、事業もトラブルを抱えることなく時間とともに順調に大きくなっていきます。
最近、特にこの点に意識を向け、お客様から見習い少しずつ実践すると、事業を含め様々なことがゆっくりとよい方向に進むことが実感として得られてきました。
表現が大切って、「伝え方が9割」というような本でも紹介されていて、実に書いてあるとおりなのですが、大切なことは、表面で理解するのではなく、それを腑に落ちて実感することです。
そうすることで初めて身につけることができます。
そして、腑に落ちて実感するには、意識すること、経験することが近道ではないかと思っています。
また、表現、表現って、表現に目が行きがちですが、表現は、自分の考えが最終的に言葉や文章として出力されたものです。
本当の意味で表現をよくしようとするならば、その根っこにある「考え」を研ぎ澄まさなければならないと思います。
例えば、感謝一つとっても、心から感謝の気持ちがあれば自然と感謝を添えた表現になるし、逆にそういう気持ちがなければ本などのルールに従って感謝を添える表現をとることになります。
どちらが生き方として自然なあり方かといえば、当然前者です。
ですから、表現を見直すことも大切。もっと大切なのは、表現が生まれる根っこの「考え」を育てることです。
どのような考えで事業を行っているのか、もっといえばどのような考えで生きているのかということですが、一つ大切な要素があるとすれば、それは「人のため」という視点を持てるかどうかのような気がしています。
さて、このような考えに行き着いて、ふと開業した頃の自分を振り返ると、専門家として高いスキルを持っていることが、ビジネスにつながる大きな要素と考えていたことを思い出しました。
違いましたね。
高いスキルが不要ということではありません。
事業においてそこが1番大切な要素ではない、ということです。
人間、日々成長です。