おはようございます。
弁理士の渡部です。
製菓事業を行っているクライアントにお話を伺う機会がありました。
中小企業の事業や商標登録について大変参考となるお話をお伺いすることができましたので、3話にわたって少しご紹介したいと思います。
製菓事業においては、自社商品を開発し、これを製造・販売する「自社ブランド事業」というものがありますが、自社ブランド事業においては、売上が大きくなる可能性がある一方、商品PRなどに費用がかかるので、収支の振れ幅が大きく、事業リスクという点では、決して小さくないということがいえます。
そこで、市場特性が異なる他の事業も取り入れることがリスク軽減の点で考えられます。
ただし、他の事業といっても、製菓事業とまったく異なる事業を行うのは非効率的で却ってリスクを増してしまう可能性もあるので、自社の技術力、経験、ノウハウを活かせる製菓事業の範囲で見つけることを最初に検討すべきでしょう。
この点、クライアントにお話を聞いてみたところ、「自社の事業は、事業の全体としては製菓事業を行っているものの、その内訳は、自社ブランド事業が数割のウエイトであり、リスクを軽減し継続性のある自社ブランド事業を展開することができる体制を作っている。」ということでした。
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