おはようございます。
弁理士の渡部です。
現在、IoT技術を通じて集められたデータをどのように保護するかどうかが検討されていますが、経済産業省では、ホームーページでなどで収集されるデータについては、保護の対象から除外する方向で検討が進められています(7/27付け日刊工業新聞)。
Googleのような検索エンジンがホームページを巡回してデータを収集していますが、このように誰でも閲覧できるデータにまで保護を及ぼすのは影響が大きいとして、保護の対象から除外するというのが趣旨です。
このようなデータを保護した結果、Googleのような検索エンジンがデータを収集できなくなったり、収集が困難になったりすると、ユーザにとって有益な検索結果が得られないことにつながり、ユーザの利便性を損なうことが懸念されるからです。
線引きは、データを管理しているかどうかで検討が行われています。
具体的には、ホームページのデータのうちパスワードなどで管理されているデータについては、保護の対象に含めるが、パスワードなどで管理されておらず誰でも閲覧できるデータについては、保護の対象から除外する、という具合です。
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