おはようございます。
弁理士の渡部です。
「あらゆるモノがインターネットに接続することは分かったけど、そうすることでどんないいことがあるの?」という疑問があると思います。
IoTは、あらゆるモノの状態をコンピュータで分析することで、今までできなかった新しいサービスを実現することを狙いとしています。
新しいサービスといっても、今までの生活がちょっと便利になるとか、今までよりも少し価格が安くなるという程度は、単なる「進歩」にすぎません。
IoTで目指すところは、ちょっと便利、安いではなく、衝撃が走るほど便利、安いというレベルであり、「進歩」とは違い「イノベーション」(革新)を実現できる技術として注目を集めています。
価格面でいえば、1/100にもなる衝撃を生み出すものもあります。
IoTの可能性は、価格が1/100になる衝撃を生む技術であることですが、そこはあくまでIoTが期待される将来像であって、価格が1/100にしなければならないのかというプレッシャーを感じる必要はありません。
私たちは、ビジネスの効率化や新たな価値創造のためにIoTを見るべきであり、その視点で捉えたときに、利益が数%上がるかもしれない、そういうレベルでも導入の価値は十分にあります。
そしてまた、価格が1/100になる衝撃は、そうした小さな技術を積み重ねる経験のなかで生み出されることもあります。
ですから、ぜひ自社のビジネスを大胆な視点で見つめ直していただき、IoTによるブレイクスルーの可能性を追求していただきたいと思います。
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