おはようございます。
弁理士の渡部です。
IoTの特許戦略においては、2つのアプローチがあります。
一つは、IoTによって得られる結果がユニークなものであり、そこに特徴を見出して特許を取得するやり方です。
結果という「目的」に着目するので、目的型アプローチということができます。
例えば、先のブログ「IoTの特許戦略『ITの違いは現象を捉える点』」でご紹介したバルセロナコメディ劇場の「pay-per-laughシステム」では、来場者が笑った回数に応じて支払う料金を決めるという目的がユニークであると考えられるので、目的型アプローチで特許の取得を検討することができます。
目的型アプローチでは、目的に特徴があることから、目的を達成するための手段をさほど限定する必要がないので、簡単な処理の組み合わせであっても特許を取得することができ、広い権利範囲の特許を取得することができる可能性があります。
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