おはようございます。
弁理士の渡部です。
特許庁が知財マガジン「Tokkyo Walker」(特許ウォーカー)を発行しています。
本日は、Vol.1をご紹介します。
「Tokkyo Walker」は、多くの方が共感できるような記事を発信することで、知的財産が身近な存在であることを伝えることをコンセプトにしています。
中小企業や起業される方にとって、知的財産を事業に役立てるのに参考となる情報が満載です。
■Contents ○巻頭インタビュー トヨタ自動車株式会社 製品企画本部チーフエンジニア MIRAI開発責任者 田中義和 ○経済産業省 特許庁 長官インタビュー ○COLLECTION SHOW CASE ○経済産業省 特許庁 特許技監インタビュー ○マンガで分かる特許庁 Go!Go!おすし ○知財制度の130年 ○数字で見る知財 ○こんなに変わった!世界の特許事情 ○Topics 新しいタイプの商標が登録可能に ○COLLECTION STAGE | |
雑誌本体[PDF:6,181KB] |
Vol.1のコンテンツのなかで私からのお勧めは、「コカ・コーラ」の記事(p6)です。
コカ・コーラのブランド戦略のなかで、ボトル(瓶)に関する歴史とブランド戦略が少し紹介されています。
当初はグラス売りだったコカ・コーラですが、ボトルで販売を開始したところ、シンプルなデザインだったために、1000近くもの模倣品が世の中に出回りました。
このため、消費者に大きな混乱が起こりました。
これをきっかけに、「暗やみで触っても、地面で砕け散っていても 『コカ・コーラ』だと分かるボトル」を開発しようということになり、"あるもの"のデザインをヒントに、美しいカーブを描くあの“コンツアーボトル” が誕生しました。
コンツアーボトルは、立体商標として商標登録を受け、そのブランドが保護されています(登録第5225619号)。
誕生から約130年経った現在でも、その形は当時とほとんど変わることなく、爽やかさの象徴として、世界中の人々に親しみ愛され続けています。
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