おはようございます。
弁理士の渡部です。
特許庁が知財マガジン「Tokkyo Walker」(特許ウォーカー)を発行しています。
本日は、Vol.4をご紹介します。
「Tokkyo Walker」は、多くの方が共感できるような記事を発信することで、知的財産が身近な存在であることを伝えることをコンセプトにしています。
中小企業や起業される方にとって、知的財産を事業に役立てるのに参考となる情報が満載です。
■Contents○特集 地方発、世界へ 産学連携で起こすイノベーション○IP SCOPE ヒット商品で学ぶ知財 超快適Rマスク/ユニ・チャーム株式会社○数字で見る知財 特許情報が一億件突破!!累積蓄積文献数の変化○マンガで分かる知財 行け行け 寿司漫画○ツナグヒト 特許庁 審査第一部意匠課○Topics ・ロボット分野特許、上位10社中8社が日本企業 先進技術分野で世界をリード ・トムソン・ロイターが選ぶ、最も革新的な100社 日本は40社で、2年連続世界最多を記録! | |
雑誌本体[PDF:7,418KB] |
Vol.4では、クモの糸を人工合成した鉄鋼より強い素材「QMONOS」が紹介されています。
これを開発したSpiber社は、創業の際に、特許出願をきっかけにベンチャーキャピタルから多額の資金を調達することができたそうです。
これについて同社社長は、「可能性が未知のベンチャー企業にとって、特許は、投資を受ける際の重要な審査判断材料の一つとなる」と述べており、特許の一つの活用方法として起業のための資金調達が可能であることを伝えています。
特許は、技術を独占できるとか模倣を防止できるなどの活用方法がよく知られていますが、資金調達の手段として活用することもできます。
「QMONOS」と特許の関わりは深く、本誌では、この他にも同社による特許の活用方法が紹介されていますので、ぜひご覧ください。
先のブログ「Tokkyo Walker Vol.3」では、「Tokkyo Walker」というタイトルが某雑誌のタイトルに似ていることについて触れましたが、どのように手当てされているかお分かりになりましたか?
実は、本誌「Tokkyo Walker」(トッキョウォーカー)は、「Tokyo Wakler」(トーキョーウォーカー)の商標権者である株式会社KADOKAWAが編集・制作し、特許庁が発行しているのです。
商標登録や特許など知的財産に関してお困り事やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、こちらから。