こんにちは。
弁理士の渡部です。
鎌倉は紫陽花の見頃を迎え、観光客で賑わっています。
今日は、梅雨入り前の青空が爽やかに広がっています。
当事務所では、鎌倉の企業様への情報発信誌としてニュースレター「鎌倉日和」をお届けしています。
皆様の事業にお役立ていただけるように、鎌倉ブランドを育てる企業様の取り組みや知的財産のニュースなどを紹介して参ります。
6月1日に鎌倉日和®25号を発行しました。
6月号では「鎌倉御代川®」様と、「大船観音のんちゃん®」を紹介しています。
「鎌倉御代川®」様は由比ヶ浜にある京料理の老舗です。
創業者の御代川鯉之助氏は、高級料亭「新喜楽」の最年少料理長を務め、「煮物の神様」と呼ばれた名料理人でした。
女将である奥様が病気になったのをきっかけに、空気の綺麗な鎌倉に移り住み、開業したのが「鎌倉御代川」です。
美味しい食材を追い求め、本物を追求する姿勢は、初代の頃から変わっていません。
例えばしゃぶしゃぶの看板メニューである「葉山牛」との出会いは、30年も前。
当時はまだ世の中に知られておらず、横須賀で立ち寄ったスーパーの試食でたまたま口にしたそうです。
その余りの美味しさに感動し、一心にメモを取っていたところ、「背広姿の不審者がいる」とバックヤードに連れて行かれてしまったというエピソードを伺いました。
御代川の名刺を出して事情を説明すると分かってもらえ、卸業者を紹介してもらえたそうです。
そちらの業者との取引は今でも続いており、本物の葉山牛を仕入れることができるそうです。
看板にも使われている奥村土牛氏揮毫の「鎌倉御代川」の文字を、商標登録されています。
もうひとつご紹介した商標登録は、「大船観音のんちゃん®」。
東日本大震災の時に、大船から大船渡市への復興支援を行った際に誕生してゆるキャラです。
復興支援の架け橋と、大船をもっとたくさんの人に知ってもらうためのPR大使としての、2つの使命を担って活動をしています。
大船観音寺のゆるキャラではありませんが、商標登録時にはきちんと、大船観音寺からの許可をいただいて登録しています。
商標登録した理由は、第三者が勝手に名前を使用して、大船観音寺に迷惑がかかるのを避けたかったことがひとつ。
また、大船の事業者に「大船観音のんちゃん」のお菓子やグッズを作って販売してもらい、売上の一部を復興支援として大船渡に届けたいという思いがあるからです。
のんちゃんのお菓子を作ってくれる事業所を、募集しているそうです。
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