おはようございます。
弁理士の渡部です。
他社が似た商標を使っていることが見つかる主要なチャネルがインターネットです。
事業がまだ大きくないうちは、自社の名称やサイト名で検索されることは少ないかもしれません。
ですが、事業がある程度の規模になると、自社の名称やサイト名で検索される機会が増えます。
このとき、自社の名称やサイト名と同じ名称を使っている他社が、自社よりも上位に表示されることがあります。
Googleなどの検索エンジンは、1つの検索ワードに対し検索結果としてリストを表示します。
上位になるほどユーザに閲覧される可能性が高く、下位になるほどユーザに閲覧される可能性が低くなるという一次元の世界です。
もし商標登録を持っているのに、これと同じ名称を使っている他社が検索エンジン上で自社よりも上位に表示されたら、皆様ならどうするでしょうか。
特に、インターネットでの通信販売を主力の事業で行っている場合は、検索エンジンの検索結果は自社の事業にとって重要な位置づけになります。
当然、商標権を行使し、名称の使用中止を求めることになります。
同じ名称を排除できるだけでなく、検索エンジン上での順位も確保できるという2つの大きな効果が得られるので、権利行使を行うメリットは大きいからです。
インターネットは1次元の世界。
インターネットが事業の主力のチャネルであるならば、商標登録は欠かせません。
商標登録や特許など知的財産に関してお困り事やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、こちらから。