おはようございます。
弁理士の渡部です。
ブランド戦略とは、簡単に言うと、お店の印象や評判を商標と関連づけて覚えてもらう活動のことです。
話を分かりやすくするため、飲食店のサービスを例に説明します。
お店に対して抱く印象や評判が自分のなかで高いものであると、お客様は、またそのお店に行きたいと思います。
また、他のお客様がお店に対して抱く印象や評判が高いことを伝え聞くと、それを聞いた方は、そのお店に行ってみたいと思います。
ブランド戦略とは、お客様がお店に対して抱く印象や評判をお店の商標(店名やロゴマーク)とともに覚えてもらう活動を行うことです。
来店した後、インターネットや広告などでお客様がお店の商標を見たときに、そのお店に対して抱いた印象や評判を思い出し、また行ってみたいと思ってもらうようにするためです。
仕組みはとても単純です。
なぜ仰々しく「戦略」という言葉を使うのかというと、覚えてもらうという活動を意図的に行うからです。
何も考えずに取り組むのと、「お店の印象や評判を覚えてもらおう」と思って取り組むのとでは、成果がまったく異なります。
ですから、意図的に取り組むと成果に結びつきますよ、という意味で「ブランド戦略」という言葉で切り出して説明しています。
次回は、本記事の続きとして「ゼロに何を掛けてもゼロ」についてお話します。
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