おはようございます。
弁理士の渡部です。
知的財産権のなかで、商標は、価格競争にさらされています。
多くの特許事務所がこぞって低価格路線を打ち出すからです。
Google等で検索すれば、驚くような料金で請け負うサイトが目に飛び込みます。
一般的に、専門家の料金は、事件に要した時間に比例します。
もちろん、企業努力によって業務を合理化し、かかる時間を少なくすることで安くする努力はすべきです。
しかし、現在の商標ビジネスは、この記事で紹介されている「100円ショップ」のような度を超えたサービスに近づきつつあります。
この記事の言葉を借りれば、「度を越えた安物サービスを買うと、それなりのツケがあなた自身に回るということだ。安いには、安いなりの理由があるのである。」正にそのとおりです。
私からみれば、1つの事件にどれだけの時間をかけているのかが分かりますし、それがどのような結果をもたらすのかも想像に難くありません。
この記事での警鐘は、何も100円ショップだけではなく、高度で専門的な仕事といわれている商標ビジネスにも当てはまるのではないかと思っています。
http://www.bllackz.com/2012/08/100.html?spref=fb