鎌倉といえば、歴史と文化が息づく古都として有名です。
そんな鎌倉で愛されているスイーツ店「マーロウ」が、鎌倉駅前に新店舗をオープン!
これを記念して発売される限定商品は、どれも鎌倉の魅力が詰まったものばかりです。
本記事では、マーロウの新商品を例に、商標登録の重要性について分かりやすく解説します。
将星国際特許事務所、所長。ブランド・マネージャーの資格を持ち、中小企業のブランディングと商標登録の支援に数多く携わっている。特許はAI、IT、ビジネスモデルを専門とする。講演活動も積極的に行っており、神奈川県優良産業人表彰を受賞している。
消費者の心を掴むネーミングの威力
マーロウの新商品は、次の2つです。
・武士ビーカー入り北海道フレッシュクリームプリン
・鎌倉缶入りビスコッティ
どちらも「鎌倉」という地域と商品のイメージをうまく結びつけており、消費者の興味を引く効果があります。
特に、「武士ビーカー入り北海道フレッシュクリームプリン」は、鎌倉の歴史を感じさせるユニークなネーミングです。
「武士が刀をおいて食べたくなるほど美味しいプリン」という商品コンセプトがブランド名に上手に反映されています。
このように、商品の特徴やイメージをうまく表現したネーミングは、消費者の購買意欲を高める効果があります。
独創的なロゴで商品を差別化
「武士ビーカー」は、刀の柄を模した独創的なデザインのロゴを採用しています。
これは、鎌倉の歴史や文化を想起させ、商品の訴求力を高める効果があります。
このように、独創的なロゴは、競合商品との差別化を図り、自社の商品をより魅力的に見せることができます。
ブランディングに最適なブランド名と商標登録を検討したい方はこちらをご参照ください。
ブランド名制作&商標登録サービス
ブランド化による安心感と信頼
マーロウの「北海道フレッシュクリームプリン」は、自社の主力商品としてブランド化されています。
ブランド化された商品名は、消費者に安心感と信頼を与え、リピーターを獲得する効果があります。
商標登録で大切なブランドを守る
ネーミングやロゴは、商標登録によって保護することができます。
商標登録をすることで、模倣品が出回るのを防ぎ、自社のブランドを守ることができます。
「鎌倉」という地名は地域としてのブランド力があり、これを活用するために「鎌倉」という言葉をブランド名に入れることがあります。
しかし、「鎌倉」は有名な地名であるため、その言葉にブランド力はあっても、商標登録の審査において商標としての言葉の強さは弱いと判断されてしまいます。
「鎌倉」は、特定の企業や商品を指し示す言葉にはならないからです。
このため、「鎌倉」の言葉をブランド名に入れたい場合は注意が必要です。
もし鎌倉の地域としてのブランド力を活用し、かつブランド名も守っていきたい場合は弁理士にご相談ください。
まとめ
マーロウの新商品は、ネーミング、ロゴ、ブランディング、商標登録など、様々な工夫が凝らされています。
これらの工夫は、商品の魅力を最大限に引き出し、消費者に訴求するために重要です。
地域限定商品を販売する際には、ぜひ参考にしてみてください。